2024/10/18 12:44
こんにちは。
私たちは、Green Decaf(グリーンデカフェ)というブランドで、「デカフェコーヒー」や「デカフェコーヒー生豆」、「デカフェ抹茶」を販売しています。
これらの商品はすべて、Green Decaf Process©(超臨界二酸化炭素抽出法)という技術を使ってカフェインを除去しています。
今回は、なぜデカフェを開発しようと思ったのか少しお話しさせていただきます。
デカフェプロジェクトがスタートした2016年
私たちは、元々、超臨界技術のスペシャリストとして企業の研究開発のサポートを行っています。
(超臨界技術については話すと長くなるので、また別の機会にお話できればと思っています。)
超臨界二酸化炭素を用いてカフェインをコーヒー豆から除去する技術は、1970年代にドイツで開発・工業化されました。
コーヒー業界では、最もコーヒーの風味を損なわないカフェイン除去方法として有名で、
「コーヒー豆からカフェインを抜くことができないか?」と、うちへの問い合わせも増えるようになっていました。
原動力となった同僚の言葉
お客様のご依頼もあり開発がスタートしましたが、世界的なニーズはあっても、日本ではまだ「デカフェ」という言葉も一般に浸透していない…
また、デカフェコーヒーを作るには様々なハードルがありました。
上手くいかず落ち込む中、開発のモチベーションを後押ししたのは、産休に入った同僚の言葉でした。
「妊娠中もコーヒーが飲みたいのに、美味しいデカフェがない。泣」
「デカフェというと深煎りで苦みの強いコーヒーばかりで、浅煎り好きとしては、好みのデカフェがなかなか見つからない!!!」
そんなシンプルな願いに応えるためにも、美味しいデカフェが作りたい!本格的に事業化したい!
名古屋大学とのコラボレーションでプロジェクトを立ち上げ、名古屋大学発ベンチャーの称号を取得。
一気にデカフェプロジェクトが動きだします…
<つづく>